仏像作者
樺C栄工務店
  志賀龍夫

大黒様彫り物



 大工の職人で培った技術で、何時か大黒様とか仏像とか作って見たかった。彫り始めた頃は
とんでもなく難しいと感じましたが、次第に要領をえて友人に進呈できるまでに成ってきました。

阿弥陀如来
 仏像様を作った始めての作品、黒檀という堅い木で水に沈む重い木ですから彫るのは一苦労致します。
虚空蔵菩薩
 仏像は顔が命かな・・他はどうでもと言っては失礼だが身の丈20pの仏の顔の表情を作り上げるのは集中しますし凄く楽しいものです。
勢至菩薩
 午年の守護仏、仏様を彫っていますとなんか心が穏やかになって行くような気がします。私は仕事も忙しく彫れる時は少ないのですが彫るときは集中しないとなかなか良いものは出来ないものですね・・。
普賢菩薩
 台座を含めて15cm黒檀の一木、5cm角に輪郭を描き鋸目を入れて要らない部分を鑿(のみ)で描き取り削り各部分を大雑把に整え大工の抉り小刀や彫刻刀・鑿・鑢(やすり)時にはドリル等の道具で仕上げて行きます。仕上げは紙やすりを細く切って巻きつけ指で押えながら磨き、最後に椿油で艶出し仕上げです。
文殊菩薩
 獅子と文殊菩薩様は共木ですが一木ではありません。私の守護仏なので気を入れて彫ったつもりですがまだまだかな・・・・・
 後、作っていない守護仏は千手菩薩だけで今思案中、私にとって千手は大変な挑戦なのでなかなか気分が乗ってきません材料も捜索中です。
ojara画廊に展示
 おじゃらさんに展示しない・・て、お誘いで初めて知らない人が見てくれるんだって、なんだか仏師になった気分(はずかしながら)でも黒檀の仏像様ってネットでもなかなか見れないからなぁ・・・・ojara
始めに彫り始めたのは大黒様で、七つほど作った一つですがここまでの形にできるまでは何を作っているのかわからない難しさと格闘致しておりました。
苦労しながらも次第に手順や形や表情が見えてきます、多少努力も必要かな?でも次第に楽しみも見えてきます。思いっきりにこやかな表情のお顔を造るのはとても楽しいですから、もっとにこやかにさらに幸せそうにと造り出せば尽きません。
いま手元にはへんな二個しかなくなった、友達におしつけて貰って貰ったが喜んでもくれた。今思うと恥ずかしい限りである。
酉年に鶏を作った、前後に動くように出来ている。
  我輩の招き猫、名はトラ
しあわせこいこいって・・・双子かな??
初めて作った阿弥陀如来像、古民家の天井裏から見つけたような風体だが顔は結構行けてるよ・・・ 
桐の箱を作って、箱書きまで自分で作っちゃってだんだん本気。
自分なりに、阿弥陀様の二作目は数段出来が良くなっている。黒檀という堅い木を彫っていくのは、木を知っていないと難しいと思う大胆に鋸を入れ鑿で割りなるべく削りやすく作って行かないと手間がかかる、鑿の立て方を間違えると取り返しがつかない削るにも方向があり細部に至っては注意深く進めないと一度削った物は元に戻らない、でも、次第に形になって行く嬉しさと最後に磨きをかける頃はとても楽しいものです。特に仏様のお顔を彫っている時は無心になれた。
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