撲り

 大工道具手斧(ちょうな)を使って、木材に荒削りな撲りのままそれを見せる。技法は日本にも昔から有る、鉋での撲りも造作に良く使われてきました。
 写真の凸凹模様は日本では見ないと思います。これはブリティッシュから輸入された部材をヒントにした撲りで模様を刻む道具も造りました。原木欅の荒々しさがただよい、芦花の欅との調和と言う意図まで感じて頂けるような庭造りも考えて参りたいと思っています。

材木は、いわき市の材木やさんから仕入れました。 フロントからエントランスと奥に会議室があります、欅の柱が立ちますが全ての部屋が一体感を。 凸凹のナグリが古風でダイナミック何故か心が和む。
これを黒ステインで塗装します、時が立つにつれ味わいがでます。 芦花公園に隣接し、同様で見劣りしない建物として内装も充実。 照明が柱の凹凸を際立たせる。
大工の腕の見せ所、胴付きや留めはどうしてもピタリと付けるのが職人の意地 時間をかけて仕上げに取り組んでいます。 壁に張った付板の目までは見えないがアルミの見切りと赤の目地が付板の木目を活かしております。
欅の林をイメージできれば、芦花公園に眼をやれば一体感につながる 撲りの目を引き立てる照明器具 2階の廊下から見る外の景色は素晴らしい
荒れたけやきの木目に味わいが 柱・梁の塗装は、古民家の風合いに仕上げられ落ち着いた雰囲気 会議室も撲りの柱枠とガラスに仕切られた部屋になっています。
柱・梁の撲りの技術は日本の型でなくブリティッシュな雰囲気を漂わせている。 応接間から庭を見る、ガーデン作りで草花が咲くのが楽しみだ。 会議室のガラス間仕切がカガミになって中の椅子もカガミに映った人も見えます、面白い現象。